世界で最も長生きした猫として、ギネス世界記録に登録されているのがアメリカ・テキサス州で生活していた「クリームパフ(Creme Puff)」です。1967年8月3日に生まれ、2005年8月6日にその生涯を終えるまで38歳3日を生きました。この記録は「Oldest cat ever(史上最も長生きした猫)」として現在も破られていません。一般的な猫の平均寿命が15歳前後であることを考えると、彼女の記録はまさに驚異的と言えます。
なぜ38歳まで生きることができたのか?
クリームパフが38歳という驚異的な長寿を誇った理由は、飼い主であるジェイク・ペリーさんによる特別な飼育方法が大きな影響を与えたと言われています。一説によれば、クリームパフの食事には調理された卵やアスパラガス、さらには少量のコーヒーまで含まれていたと言われており、これが彼女の健康を保つ秘訣であった可能性があります。また、ペリーさんは長寿猫を何匹も育てた実績を持ち、独自の愛情深い飼育スタイルが要因とされています。クリームパフがストレスの少ない環境で生活していたことも、長寿の秘訣の一つと考えられています。
※猫はカフェインを人間のように処理することができないと言われており少量でも毒性を示す可能性があります。クリームパフの担当の獣医さんによると「コーヒーが腎機能をサポートしていたのでは?」とのことらしいですが真偽は分かりませんので、真似をすることは推奨しません。
クリームパフの飼育環境と特徴
クリームパフが暮らしていたアメリカ・テキサス州オースティンは、猫にとって快適な温暖な気候の地域です。また、ジェイク・ペリーさんの家では猫たちが安心して遊べるための工夫が施されていて、楽しい時間を過ごせる環境が整っていたそうです。ペリーさんの猫を想う気持ち、日々のケアを徹底して行ったこともクリームパフの健康を支えたと言えるでしょう。
猫の平均寿命はどれくらい?
猫の平均寿命は、飼育環境や医療の進歩により徐々に延びてきています。例えば、2010年のデータによると平均寿命は14.4歳とされていましたが、2021年には15.66歳に達し、約1歳延びたことが分かります。一般的に混血猫は純血猫よりも長寿とされており、これは遺伝的な多様性が理由の一つと考えられています。また、性別による違いも存在し、オス猫よりもメス猫の方がわずかに長寿とされています。
猫の寿命は飼育環境によっても大きく差が出ます。室内飼育の猫の平均寿命は16歳前後とされており、野外に出ることがないため事故や感染症のリスクが低いことが長生きの要因です。一方、野良猫の平均寿命はこれよりも短く、飼い猫の半分から3分の1程度とされています。このような差は、野良猫が直面する過酷な環境や食料不足、天候や病気との戦いが関係しているでしょう。
日本の最長寿猫
日本にも「よも子」という最長寿の猫がいてました。「よも子」は28歳(人間の年齢に換算するとおよそ128歳!)でその生涯を閉じ、驚くべき長寿記録を誇っています。これほどの長寿を達成できたのは、飼い主の日頃の健康管理や良好な飼育環境が大きく影響したと考えられています。このような例を見ると、猫も適切なケアを受けることで長い寿命を全うできることがよく分かります。
その他の長寿記録を持つ猫たち
クリームパフの飼い主のジェイク・ペリーさんが育てた「グランパ・レックス・アレン」という猫は34歳2か月の長寿を記録しました。また、近年では28歳でギネス世界記録に認定された「フロッシー」という猫も話題になりました。これらの猫たちは、共通して愛情深い飼い主と良質な食事が健康寿命を延ばす鍵となっていることがわかります。



