私たちにできる犬猫の命を守る活動

猫 その他

犬や猫を飼うということは、その命に責任を持たなければなりません。最後まで責任を持って飼い続ける覚悟を持つことが大切です。また、動物たちの健康管理をしっかり行うことが重要です。「かわいい」という軽い気持ちで飼い始めるのではなく、「一緒に暮らす家族の一員になる」という責任を持つことが命を守ることにつながります。

犬猫の殺処分の現状と背景

近年、日本における犬猫の殺処分数は大幅に減少しています。2004年には、犬が181,167匹、猫が237,246匹引き取られ、そのうち大半が殺処分されました。しかし、2018年には犬35,535匹、猫56,404匹と引取り数が減少、殺処分数も犬7,687匹、猫30,767匹にまで減少しています。2022年度のデータによると、殺処分数はさらに減少、犬509頭、猫7,607頭となっています。この背景には譲渡活動の促進、地域猫活動のボランティアの広がりなどが寄与していると考えられます。

殺処分の原因とその背景にある問題

殺処分が行われる主な原因として、勝手な飼い主による放棄という問題があります。猫の場合は野良猫が多く存在するので幼齢個体が収容されるケースが多く、多頭飼育崩壊などの社会問題も背景にあります。加えて、ペットの適正飼養に対する意識不足も要因となっています。これらの課題を解決するためには、飼い主一人一人の責任感が重要です。

野良猫の数は多く、幼齢の猫は母猫とはぐれることで保護されても新たな飼い主を見つけにくい現実もあります。一方で、犬は散歩などで飼い主との密接な関わりが日常的にあるため、猫と比べ殺処分される数は少なくなっています。野良猫や迷い犬は病気やけが、寒さ、食物不足など過酷な環境で命を落とすこともあります。動物の命を守りたいという思いを共有し、現実に目を向け、責任ある行動が求められます。

世界各国と日本の殺処分事情の比較

日本の殺処分事情は世界と比べても大きな課題を抱えています。欧米諸国では動物保護に関する意識が高く、殺処分ゼロを達成している国もあります。動物への虐待にあたるとペットショップを禁止している国もあります。一方で、アジア諸国では日本と同様に殺処分を行う国も多いですが、近年は中国や韓国でも動物愛護の取り組みや意識が進みつつあります。日本では「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正により規制が強化され、殺処分ゼロを目指した取り組みが徐々に広まりつつあります。

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殺処分ゼロに向けた取り組み

動物愛護法の改正の歴史で、2013年の法改正では終生飼養義務が規定され無責任な放棄を予防する措置が強化されました。2020年の改正では繁殖業の管理基準が厳しくなり、不適切な取り扱い、過剰繁殖が制限されました。今後、さらなる法規制や教育の拡充が期待されており猫の殺処分を減らすためには野良猫管理や地域猫活動の推進が課題となります。すべての動物たちが安心して暮らせる社会を目指したいですね。

動物愛護センターの重要な役割

全国各地に設置されている動物愛護センターは、迷子になった動物の一時保護や、新しい飼い主を探すための譲渡活動が行われています。飼い主が持ち込む際には事前相談を実施し、引き取りを一時保留することで安易な放棄を防いでいます。さらに飼い方講座や学校での啓発活動を推し進めています。

動物愛護における非営利団体やボランティアの活動

非営利団体やボランティアの存在は、猫や犬の命を守るうえで欠かせません。これらの団体は、保護施設での世話や医療処置、里親探しまで多くの活動を展開しています。最近では、SNSを活用して支援を募ったり、譲渡会を広く告知することで、保護動物の新しい家庭を見つける活動を強化、多頭飼育崩壊などの社会問題にも取り組み、地域の動物福祉の向上に寄与しています。

ふるさと納税を活用した支援

ふるさと納税は自治体が行う動物愛護活動に資金を提供する仕組みで、保護施設の整備や医療費の補助、新しい飼い主探しの支援などに用いられています。寄付先を通じて保護猫や犬の写真の送付や、成長した姿を報告する取り組みで関心を集め、支援を促進しています。

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身近にできる犬猫の命を守る方法

まずは私たち個人ができることから始め、持続することが社会を動かす力になっていくでしょう。

保護犬・保護猫を迎える選択

犬や猫を飼う時に、保護犬や保護猫を迎えるという選択があります。保護施設や譲渡会には、さまざまな事情で動物たちが待っています。これらの命を引き受けることは、殺処分を減らし、1つの命を守る行動です。

寄付や支援物資の提供

保護施設や動物愛護団体への食事や毛布、ケージなどの支援物資は、保護された犬猫たちが快適に生活するために役立ちます。定期的な寄付やクラウドファンディングを通じた支援も大きな力になります。日常的な支援活動で守られる犬猫たちの生活や命があります。

子どもたちに対し、動物の命の尊さや適切な飼い方を教える

動物の命の大切さや尊さを次世代に伝えることは、重要なことだと思います。子どもたちに対し、適切な飼い方を教える教育プログラムを取り入れることで、将来的に殺処分ゼロを目指す社会の基礎を作るができます。こうした教育を家庭や学校だけでなく、地域全体で行うことにより、人と動物が共に生きるための意識が広がるでしょう。


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