猫が前足でリズミカルに押しふむ『ふみふみ』。この仕草を見たことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか?その愛らしい動作にはどのような理由が隠されているのでしょうか?今回は、猫の『ふみふみ』について、その由来や理由、科学的な見解を解説していきます。
『ふみふみ』行動の由来!
『ふみふみ』は、猫が子猫の頃の母猫との関係に由来していると考えられています。子猫は母猫の乳を飲む際に、母猫のお腹を『ふみふみ』することで乳の出を良くする行動をとります。この行動は成長してからも多くの猫に残り、リラックスしたり安心したりするときに現れると言われています。
猫が『ふみふみ』をする理由!
科学的な見解
『ふみふみ』行動の背景には、猫の脳内で分泌されるオキシトシンやエンドルフィンといったホルモンの影響が関係している可能性があります。これらのホルモンは、安心感やリラックスを感じる際に分泌され、猫に幸福感を与えます。また、『ふみふみ』の動きは一定のリズムを伴うことが多く、このリズムが猫の神経系に鎮静効果をもたらすとも考えられています。
さらに、『ふみふみ』をする際に使われる肉球は非常に敏感で、触覚が豊かです。この動作は猫の触覚神経を刺激し、心地よさを高める役割を果たしている可能性があります。
研究によれば、猫がリラックスしている時に行う動作は、人間でいう「安心したときのため息」や「お気に入りのブランケットを抱きしめる行動」と似た心理的効果があると言われています。
1. 安心感やリラックスの表れ
『ふみふみ』は、猫が飼い主さんやお気に入りの場所でリラックスしている証拠です。幼少期の記憶が安心感と結びついており、その状態を再現していると考えられます。
2. テリトリーの主張
猫の肉球には匂い腺があり、『ふみふみ』をすることでその場所に自分の匂いを残しています。これにより、「ここは私の場所」と主張しているとも言われます。
3. 快適な場所づくり
野生の猫は寝る前に草や地面を押し固めて快適な寝床を作ることがあります。この習性が室内の猫にも残り、ふみふみ行動として現れるのかもしれません。
4. 飼い主への愛情表現
飼い主さんに対して『ふみふみ』する場合、それは信頼や愛情の証と言えるでしょう。猫が甘えたい気持ちを表現している可能性があります。
『ふみふみ』に関してココに注意!
爪が伸びていると、ふみふみ中に痛がることがあります。『ふみふみ』で痛がるからだけではないですが、爪切りや爪とぎを定期的に行いましょう。
また、頻繁に『ふみふみ』をし続ける場合、ストレスや不安を抱えている可能性があります。その際は猫の生活環境を見直してみましょう。
『ふみふみ』面白エピソード!
『ふみふみ』には個性が現れることが多く、猫ごとにユニークなエピソードがたくさんあります。たとえば、ある猫は決まった時間になるとお気に入りの毛布の上で『ふみふみ』を始める習慣を持っていたり、飼い主さんの膝の上で『ふみふみ』をしてから寝るという儀式のような行動をとる猫もいるそうな。
また、『ふみふみ』をしている最中に、夢中になりすぎて毛布をちゅうちゅう「吸う」動作をする猫もいるとか!この行動はまるで赤ちゃんのようで、多くの飼い主さんが愛おしさを感じるポイントの一つですね!
さらに、多頭飼いのご家庭では、一匹の猫が他の猫の上で『ふみふみ』をするというエピソードもよく聞かれます。このような行動は猫同士の絆が深い証とも言えますね。
『ふみふみ』する場所やタイミングも猫によって異なり、特定の素材や手触りのものにこだわる猫もいます。たとえば、「ふわふわのクッションにしかふみふみしない」という猫や、「飼い主のパジャマの上だけ」というユニークなこだわりを持つ猫もいるようです。
猫の『ふみふみ』には、子猫時代の名残や安心感、愛情表現といったさまざまな意味が込められています。この愛らしい行動は、猫と飼い主との絆を深めるひとつのサインでもあります。次に猫が『ふみふみ』をしている姿を見たときは、その気持ちをぜひ感じ取ってみてください!


